鬼まんじゅう(芋の蒸しまんじゅう)のレシピ/作り方
調理時間:60分※実作業時間は15分ほど
鬼まんじゅうは、東海地区でよく作られるサツマイモの入った蒸しまんじゅうのこと。
全国区ではありませんが、名古屋ではどこの和菓子屋さんにも置いてあるし、メディアの露出も地味なわりにけっこう多いんです。きっとその素朴さが人気なんだと思います。
特にベーキングパウダーなど特別な材料を使わないところもいいところで、お家でも作りやすいと思いますのでぜひお試しください!
類似レシピ:「さつまいも入り黒糖蒸しパン」
鬼まんじゅう(芋の蒸しまんじゅう)の材料 (6個分)
- さつまいも … 小1本(200g)※
- 砂糖 … 50g(上白糖なら大さじ5)
- 塩 … ふたつまみ
- 小麦粉 … 80g
- クッキングシート … 適量
※少し細めの200gを基準としています。さつまいもは太さや重量に差があるので、適宜材料を調整して作ってみてください。
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鬼まんじゅう(芋の蒸しまんじゅう)の作り方
さつまいもの切り方
鬼まんじゅうに使う材料は『さつまいも、小麦粉、砂糖、塩』の4つだけです。まずはじめに、さつまいもは両端を少し切り落とし、ピーラーなどで皮をむきます。
※皮をむくのは口当たりを良くするためですが、皮をむかずに作ることもできます。好みで皮を残して同じ工程でやってみてください。
さつまいもは最終的に8㎜角ほどの大きさに切ります。このくらいの大きさが食べやすく、芋にも甘みがしみ込みやすいと思います。
はじめに縦に8㎜幅ほどに切り、続いて棒状に切ります。それから角度を変えて角切りにします。
※次の調味料をまぶす工程にすぐに移れば、さつまいもを水にさらす必要はありません。ただ、切ってしばらくおく場合は、一度水にさらしたほうがよいです。
さつまいもを砂糖まぶしに
和菓子屋で売っている鬼まんじゅうのさつまいもは“みつ煮”にしてあることが多いのですが、家庭ではよりシンプルにさつまいもに砂糖と塩をまぶして味をなじませてから使うとよいです。
ボウルに切ったさつまいもを入れて、Aの調味料(砂糖50gと塩ふたつまみ)を加えて混ぜ合わせます(下の写真では手で混ぜていますが箸でOKです)。味をなじませる時間は15分。
時間が経てば砂糖も溶け、シロップのようになってさつまいもにも味がしみ込んでいきます。
待つ間にクッキングシートを正方形(7〜8㎝四方)に切り、蒸し器のお湯も沸かしておきましょう。
鬼まんじゅうの生地の作り方
15分経ったら、小麦粉を入れる前に、少し水気が足りないので、先に【水大さじ2】を加え、軽く混ぜ合わせます。
小麦粉は特にふるう必要はないので、計量した小麦粉をそのままボウルの中に加えてOKです。
ゴムベラなどでボウルの底と側面をしっかりこそげ取りながら、全体を混ぜ合わせます。
はじめは粉っぽさが残り、ダマもあるのですが、しっかり混ぜるとなめらかな生地になります。ダマがない状態になるまでしっかり混ぜることが大切です!
鬼まんじゅうの蒸し方/レシピ
スプーンなどで芋ごと生地をすくい取り、少し山ができるようにクッキングシートに塊にしておきます。それを蒸し器に並べていきましょう。
※最後にボウルに生地だけが少し残りますが、これはゴムベラなどで集め、蒸し器に広げた鬼まんじゅうの上から均等にかけるようにします。
※生地をすくうのはスプーンでもOKですが、形をきれいにするならアイスクリームディッシャーを使うなどしても!
蒸し器にセットして、しっかり沸騰を保った状態で、17〜20分ほど蒸します(火加減は中火~弱めの強火ほど)。蒸し上がれば、蒸気に注意しながら火から外し、出来上がりです!
※茶碗蒸しなどの蒸し物には水滴が落ちないよう蓋に布巾を巻いたりしますが、鬼まんじゅうは多少ぬれても問題ないのでその手間は省いても特に問題ありません!
熱々にはできたての美味しさがありますし、少し粗熱が取れてからも、芋の甘みや生地の食感などもよく感じられ、まんじゅうらしさをより楽しむことができると思います。
【補足】
- 鬼まんじゅうが余ったら、冷蔵もしくは冷凍しておきましょう。食べるときにレンジ(600W)で再加熱するとよいです。冷凍の場合は凍ったままの鬼まんじゅうをレンジで加熱してください!
- さつまいもを水にさらすさらさないに関わらず、両端などの変色しやすいところは少し黒っぽい仕上がりになってしまいますが、味に影響は少ないので、僕はいつも水にさらさず作っています。
- レシピ更新情報:工程中の材料を見やすくする等、一部をリライトしました(2024.12)
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