にんにくの保存は「チルド室」で芽が出ず長持ちに!
調理時間:10分
生にんにくは芽が出るとそこに栄養分や水分が取られ、香味や食感が悪くなるので、芽を出さない方法で保存することが大切です!
以前、にんにく農家さんとお話しする機会があって、その農家さんは「‟-2℃の冷凍庫”で保存しています」と教えてくださいました。でも家庭用の冷凍庫では温度が低すぎるから不向きだとのこと。
家庭にある冷蔵庫の性能では、「チルド室」や「パーシャル室」がそれに一番近く、実際に芽が出にくかったので、その結果をまとめたいと思います。
にんにくの保存の検証 (分量不問)
- 皮つきのにんにくで行いました。「常温」「野菜室」「チルド室」の3つで2か月保管したものの比較です。
スポンサーリンク
にんにくの保存について
チルド室だと2か月たっても芽が出ない!
さっそく結果から。上の大きな写真は左から「チルド室(0℃前後)」「野菜室(5℃前後)」「常温」にて2か月保管しておいたものを半分に切ったものです。
左のチルド室のにんにくだけ芽が出ていないことがわかります。
下の写真がにんにく1玉すべてを半分に切ったものですが、すべて芽は出ておらず、にんにくの中で芽が育っているものもありませんでした。
野菜室と常温ではどうだったのか?
続いて常温の結果です。常温といってももちろん日光にあたらない場所で保管していたのですが、10日で芽が出始めました。
2か月後のものを確認すると7~8割のにんにくから芽が出て、その半数がしっかり緑色の芽に成長していました。
続いては、5℃前後の野菜室の結果。常温のように途中ではっきり見える芽は出なかったのですが、2か月後に切ってみるとチルド室保管のものとは大きな違いがありました。
半分に切った半数のにんにくで、にんにくの中で芽が薄い黄緑色にまで成長していました(上の大きな写真では中央が野菜室保管のものです)。
生にんにくの保存のまとめ
生のにんにくを保存するとき、冷蔵庫の機能で「チルド室」があれば、そこに入れることで2か月ほどは日持ちさせることができるとわかりました。
※にんにく農家さんのお話によると「-2℃」とのことだったので、チルド室よりも少し温度の低い「パーシャル室」でも同じような効果がみられると予想できます。
保管の方法については、今回は袋にも入れずに、そのまま皮つきのにんにくを保存しました(それでも皮をむいていないので、乾燥したり、傷んだりすることはありませんでした)。
ただ、にんにくに水気は禁物なので(傷みやすくなるため)、長期間の保存を考えるならば「新聞紙などで包んだ上で、ジップロックなどの密封できる袋に入れて保存する」のが一番よいと思います。
【補足】
- にんにくは使う分だけの房を取り除いて、その都度皮をむいて使うとよいです。使わないにんにくは皮つきのまま保管しておきましょう。
- 私は生のにんにくを1玉買ってチルド室に保管しておけば、傷ませずに使い切ることができるので特に冷凍保存などはしていませんが、今後また検証していきたいと思います。
スポンサーリンク
こちらのレシピもおすすめ!
スポンサーリンク